事故の経緯
去年(2016年)の2月頃ですがロードバイクで走行中に大きな交差点で右折車に突っ込まれました。相手の車は交差点の中央で直進車の通過を待っていたのですが何故か自分が通過するときに走り出してきました。どうやら自動車しか見ていなかったようです。車にぶつかる瞬間までは覚えてますが、宙を舞ってる記憶は無く次に覚えてるのは目の前にアスファルトが見え、その瞬間顔からグニャっという感覚で地面に着地したことです。
意識はしかっりしていてすぐに立ち上がり交差点の端まで自分で歩きました。しかし鼻の感覚は無く血がボタボタ垂れて救急隊の方に「俺、鼻付いてます?」って聞いたのを覚えてます。しかし、こんな状態なのに俺の自転車大丈夫か~。って自転車を心配していました。
このとき運よく白バイが近くにいて警察の事故処理やら救急車の手配やらスムーズに進みました。
相手の車から出てきたのは老夫婦で運転していたのは旦那さんでした。気が動転していたようで自分の住所を書くときに手が震えていたのを覚えています。
救急車で救命病棟に運ばれ傷の手当や各部の検査をしてもらうと、全身のあっちこっちに打ち身と口や鼻回りの擦過傷、鼻骨の骨折で全治一か月の診断になりました。頸椎損傷などがなくて不幸中の幸いでした。
擦過傷や打ち身はみるみる回復していきましたが折れた鼻は曲がると医者に言われました。見た目の問題なので、治療しなくても良いと言われましたが、うちの嫁さんが治せというので傷が治り骨がくっつき始めたころに金属のでかい割りばしみたいものを鼻に突っ込み医者に馬乗りされ骨が真直ぐなるように再び折る!事故のときは感覚がまるで無かったので痛くも痒くもなかったのですが、この矯正の治療は死ぬほど痛かった!!!今までの人生で最大の痛みでした。。子供や女性の場合は全身麻酔?をするレベルらしいのですが、成人男性の場合は鼻に軽く麻酔液を塗りつける程度でまったく効果無です。
治療後も吐き気がするほどの痛みで、その日は何も出来ませんでした。。
事故後の対応
後日、警察署で調書を書くのに診断書を持っていき自転車も回収してきました。自転車は傷だらけな上に新調したばかりのフォークが折れ自走は不可能です。
ロードバイクの場合はフレームの内部に見えないヒビ等があると高速走行中に折れ第二の事故につながる可能性もあり、見積を請け負ったショップの責任問題になりますので、事故=全損扱いになるのが一般的のようです。
相手の保険屋と提携している見積会社は信用できないので、自分でワイズロードで見積をとってもらいました。保険屋も了承済みです。
対物、対人は別の保険なので、よく言われる通院を長引かせて保険金をせしめる(立派な保険金詐欺)みたいなことはしませんでした。当たり前ですね。
過失割合は9:1で、相手の車の修理代の一割を引かれてしまいましたが、それでもCAAD12を十分買える金額は戻ってきました。
今の自転車は命がけで手に入れたものなのです。
反省点
自分も車の運転はしますが、運転手は全員キチガイか原始人だと思った方がいいです。
これはサイクリストあるあるだと思いますが、交通弱者ということもあり幅寄せや煽ってくる車に対して「轢けるもんなら轢いてみろ」って発想になったりしませんか?自転車に乗ってるとアドレナリンだかドーパミンだかわかりませんがホルモンが分泌されて、つまらない事に命かける状況出てきますよね。。
事故って得することは100%ありませんので、キチガイはトイレ行きたいんだろ。程度くらいに思って冷静にやり過ごしましょう。
ちなみに歩道に自転車横断帯(最近はけっこう消されてる)がある交差点では自転車はそこを渡らないといけないので、車道を走行中に自動車の信号が青でも歩行者の信号が赤だった場合は信号無視になります。交通の流れを妨げ走行中突然止まるのもどうかと思いますが。。
信号無視、一時停止無視など交通違反は事故が起きた場合は過失割合で不利になりますので、交通ルールは厳守で楽しみましょう!
あと、ヘルメットは被ってて当たり前の時代になりましたが今回の事故でもヘルメットの前の部分が凹んでました。もしヘルメットを被ってなかったら前頭部か眼球をぶつけてたかもしれません。。ゾッとします。