Prime RP-50(チューブラー)とシャマルウルトラ(クリンチャー)。どちらもお気に入りのホイールですが、違いのわからない男が感覚的に比較してみました。
金額
●Prime RP-50(チューブラー):当時90,000円くらいだったかな。現在同モデルは存在しません。
⇒現在のPrimeホイール ラインナップ(wiggle)
●シャマルウルトラ(クリンチャー):⇒126,500円(wiggle 2021年5月現在)
重量
タイヤ・チューブ込みの重量になります。リアが奇跡的に同じ重さでした。
フロント | リア | 合計 | |
---|---|---|---|
Prime RP-50(チューブラー) コンチネンタル スプリンター 700C×25mm |
930g | 1130g | 2060g |
シャマルウルトラ(クリンチャー) コンチネンタル GP5000 700C×25mm |
950g | 1130g | 2080g |
フロントハブ
ひと目でデザインや設計はシャマルウルトラの方が勝っているのがわかります。
軸を指で空回するとPrimeのがよく回りますが、実走で負荷がかかった状態だと体感できません。
メンテナンス性はシャマルウルトラの方が良いですが以前紹介した⇒罠があるので注意が必要です。
また、ハブ自体が太くてガーミンのスピードセンサーが取り付けできません。。余っているゴムバンドを結んで延長するか、センサーを使用せずGPSで速度計測するかになります。
リアハブ
こちらもシャマルウルトラの方が完成度は高いですし、メンテナンス性も良いです。
軸を空回しするとシャマルウルトラのが良く回りますが実走時に体感出来ません。
フリーボディに関してどちらもアルミなので長期間使用した場合、スプロケを引っかけている凸の部分が徐々に削れていきそうな印象です。フリーボディだけ購入可能ですがPrimeが3,436円(wiggle)、カンパニョーロが8,710円(wiggle)でだいぶ高価です。
ラチェットに関してどちらも同じような構造でグリスの量によって爆音にも静音にもなります。⇒フィニッシュライン セラミックグリス(Amazon)を多めに塗布するとほぼ無音になります。(距離を乗れば徐々に音は大きくなっいてきます)
ブレーキ面
気になるブレーキ面の耐久性ですが個人的にアルミの方が耐久力があるとは思っていません。
こちらの写真はPrime RP-50の走行距離が20000キロ弱。雨天でなければ効きも良好で、まだまだ使用できそうな印象です。
シャマルウルトラは譲ってもらった物なので正確にはわかりませんが10000キロも走ってないと思います。ブレーキ面にえぐれた部分が多く見られます。場合によりブレーキシューにアルミが食い込み、ブレーキをかける度に「ガーーーーーー」と削っている音がしますので帰宅後にシューのメンテナンスを余儀なくされます。
つまり耐久性はメンテ次第でカーボン、アルミどちらも変わらないというのが自分の結論です。
走行性能
正直言って変わらない。Prime RP-50が値段のわりに高性能なのか、シャマルウルトラがアルミのわりにカーボン並みの高性能なのか。。
無理矢理点数を付けるとこんな感じでしょうか。
※シャマルウルトラに履かせてるコンチネンタルGP5000が高性能すぎて明確なホイールの比較になっていませんが参考程度にご覧下さいませ。
【50点満点】
Prime RP-50(チューブラー) | シャマルウルトラ(クリンチャー) | |
---|---|---|
加速 | 4点 | 5点 |
巡行 | 5点 | 4.5点 |
ダンシング | 4点 | 5点 |
乗り心地 | 4点 | 5点 |
ブレーキング | 4.5点 | 5点 |
ハブのメンテナンス性 | 3.5点 | 5点 |
リムのメンテナンス性 | 5点 | 3点 |
横風 | 3点 | 5点 |
向かい風 | 5点 | 4点 |
見た目のインパクト | 5点 | 3.5点 |
合計 | 43点 | 45点 |
ハブが優れてるシャマルウルトラ、リムが優れているPrime RP-50。
あ、わかったBoraシリーズが最強だわ。知ってたw